リサイクルの仕組み
戻る再生・再利用のために誕生。
廃プラスチックのリサイクル。
廃プラスチックのリサイクルは技術の進歩によってさまざまな方法が実用化されていますが、大きく分けて次の3つがあります。
マテリアルリサイクル |
ケミカルリサイクル |
サーマルリサイクル |
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廃プラスチックを溶かし、もう一度プラスチック原料や製品に再生する。 →土木建築資材、農業資材、文房具、日用品など |
廃プラスチックを化学的に分解するなどして、化学原料に再生する。 →モノマー・原料化、高炉還元剤、油化、ガス化など |
廃プラスチックを焼却して熱エネルギーを発電や蒸気として利用したり、ガスや油、固形燃料にしたりする。 →固形燃料化、セメント原燃料化、熱利用発電、ごみ発電など |
主に、使用済み製品や生産工程から出る廃棄物などを回収して、利用しやすいように処理。その後、新しい製品の材料、もしくは原料として使うのが「マテリアルリサイクル」です。
マテリアルリサイクルは1970年代に誕生した技術で、サンポリでは開発された当初から取り組み、リサイクル事業に携わっています。
現在は容器包装の廃棄物や廃家電など、家庭や店舗、事業所などから出る使用済みプラスチックもマテリアルリサイクルの対象となっていますが、マテリアルリサイクルには「汚れが少ない」「異物の混入が少ない」「素材の樹脂の種類がはっきりしている」「量的にまとまって安定的に排出される」といった理由から産業系廃プラスチックが適しています。
■マテリアルリサイクルの流れ
廃プラスチック ⇒ 粉砕→貯蔵・混合→溶融→成型 ⇒ 製品
サンポリではこうした産業系廃プラスチック(ポリエチレン製品)を回収し、廃プラスチックを原料とした再生加工製品をつくっています。農業資材、建築土木資材、地籍調査資材、園芸資材、漁業資材、梱包資材、環境衛生資材、電気資材といった幅広い分野のお客様からオファーをいただいています。